※伝説

 綾城の主が無念の死を遂げたとき、主は墓の中からよみがえり、恨みに思う人間を殺す



※戦国時代からの言い伝え

 戦国時代、綾城家はこのあたりの領主だった。ある時、戦に敗れ、かろうじて生き延びたものたちは明神山の砦に立てこもった。それで、敵方の領主は見せしめに、綾城の先祖代々の墓を掘り返した。

 やがて、最後の決戦になったが、綾城の領主は殺された。…呪いの言葉を残して。戦が終わり、敵の殿様が村を訪れたが、まもなく謎の死を遂げた。あるものは綾城の呪いで狂ったといい、またあるものは墓からよみがえった綾城の領主が首をはねたとも言う。それが今でも語り継がれ、伝説となった。



※主人公の推理

 綾城商事の会長キクの突然の死に、疑問を持った執事が依頼人だった。

 それというのも、キクが遺言公開直後に死亡したからだ。遺言書に、いったい何が書かれていたというんだ?

 アキラという男が屋敷に来ていたらしいが、偶然なのだろうか?今のところ、キクの死因は心不全以外に考えられないようだが・・・




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