※あゆみの言葉

 …実は、ここで洋子がこんなことを言っていたのを思い出したの…
 洋子の様子が変わってから少したったある日…、私、この鏡の前に立っていたの。
 すると、後ろから近寄ってきた洋子が私にこう言ったの…

 『あゆみ…、あの、うしろの少女のことなんだけど…
  彼女本当に…、あなたの後ろに立ってるかも、しれないわよ…』


※主人公の推理

 理由はどうあれ、小島洋子が『うしろの少女』を調べていたのは間違いないようだ。
 そして噂の元になったと見られる15年前突然行方不明になった少女は…
 浅川しのぶという丑美津高校の生徒だった。彼女は何かの事件に巻き込まれていたようだが…
 それが洋子の事件とつながるのだろうか…?

 !そう言えば、あの田崎という用務員の 慌てぶりは何だったんだろう?


※空木が担当している事件の説明

 15年前に金田源治郎という、この町のスナックのオーナーが殺されたらしい。
 当時、有力容疑者と見られた男性がいたそうだが…
 数日後に自殺体で発見されたんだ。つまり、本当のことは何も分かっていないままなんだよ。
 犯行時、現場に居合わせた人がいたそうなんだ。
 その人物は、当時丑美津高校の1年生で…
 浅川しのぶという女の子だったと…


























































































































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