ぼくは 今年の夏休みに いなかの
おじいちゃんの家に ひとりで
遊びに行くことに なったのだ。そして、この夏休みの出来事を
日記に書くことにしたのだ。
以下の図の通り。
以下の図の通り。
8月3日(月)はれ 今日は四時間も列車に乗って
おじいちゃんの村まで
やってきたのだ
けど・・あの女の子は
いったいだれだろう
みょうに古めかしい
言葉を使っていたけど・・
この村の子供って
みんなあんな感じなのかなぁ?
あっ、そうだ
ぼくはあの子に
懐中電灯を
わたしたままなのだ
うん、やっぱり明日は
あの子を探して
懐中電灯を
返してもらうのだ
そして今日のお礼に
コーラをごちそうするのだ
早く明日にならないかな・・
その夜、女の子が主人公のことを思いだしていると、一人の男の子がやってくる。彼に向かい、女の子は「小次郎」と呼び、なぜ『人間』を傷つけたのかと問いつめる。『おきて』に逆らってまで、と。それに対し、小次郎は女の子がでれでれしていたからだと答える。それを聞いて失笑を浮かべる女の子だったが、話を変え、『首尾』はどうだったか尋ねる。それに対し、小次郎は赤い笛を手渡したのだった・・・