※いったいさんの語り

 では、乙姫の話の続きなんじゃが…、実はとんでもないことが起こったんじゃ。

 前にも言った通り乙姫は玉手箱を守る役目を持っておる。そして、彼女が留守中の間に限り、選ばれた動物が代わってこの役目を与えることになっておるんじゃ。

 決して開けてはならないという教えのもと…、これまでにも『犬』『猿』『キジ』などがこの大切な役目を果たしてきた。そして今回は『人間』の番だったんじゃ…。

 …玉手箱にはこの世のあらゆる災いが封じられておる。これを開けたらそれこそ恐ろしいことになってしまう!  …しかし、『人間』は開けてしまった。玉手箱の封印が解かれるときは来てしまったのじゃ…!動物たちより知恵のあるはずの人間が開けてしまうとは皮肉なものじゃの…。ともかく、災いは世に放たれてしまった。誰かが再び封印し直さねばならん。

 乙姫は、時を待たずして生まれ変わりを行わなければならなくなったのをさとり…おはなとともに迎えの者が来るのを今やおそしと待っておった…




※『あっちむいてホイ』攻略法

 適当に方向を選んでもさとりに心を読まれてしまう。そこで、しばらく待っていると、さとりはキョロキョロし出す。このとき、さとりの向こうとする方向に合わせて、タイミング良く方向キーを押すと勝負に勝つことができる。しかし、勝つとさとりがしつこく泣きを入れてくるため、最終的には、

 勝つ→(実は3本勝負)→勝つ→(先に5回勝った方が勝ち)→勝つ*2→勝利!

という形になる。

 なお、勝負に負けた場合、罰として入り口にあるいったいさんの地蔵をさわってくるように言われる。実際に地蔵にさわり、帰ろうとすると、いったいさんがこの攻略法にあるようなことを教えてくれる。




※ヒントその1

「おはな殿、ヤブの秘密は解けたかの?あのヤブは闇雲に進んでいっても無駄じゃ。進む方向が決まっておったようじゃったが…。随分昔のことでワシも忘れてしもうたが…何か数字に関係しておったような気がするが…」




※ヒントその2

「おはな殿、ヤブのことで少し思い出したことがあるんじゃ。その数字とはこことは別の世界の数字でな。『でん…』何とかというものに使われておる数字じゃそうな。その数字をえがくように進んでおったようじゃった。ムジナ…六、二、七か?その中の一文字だったと思うのじゃが…、しかし、何かもう一ひねり、いや二ひねりあったような…」




※ヒントその3

「よいか、その数字を鏡にうつすのじゃ。試してみることじゃ。」




※ヒントその4

「迷われましたか…、いっそのこと逆に進んでみるのも手かもしれませんなぁ。」




※ヒントその5

「そうだな…オイラが知っていることはこれが最後だ。上は二回、下は一回、左は二回、右は一回。」




※ヒントその6

「おい鳥、よく聞けよ。まずは、右、上、左だ。」




※ヤブの攻略

 別の世界の数字とは電話の数字、つまりアラビア数字のこと。六回という回数から、デジタル数字の「6」であることが分かる。さらに鏡にうつすようにというので、6を反転させる。逆に進むといいといい、また、天の邪鬼の言った、「右、上、左」の逆、「左、下、右」がはじめであること、さとりの言葉から、正解が導き出せる。


正解:左-下-右-上-上-左




※ゲームオーバー条件

 灰が欲しいと答えると、灰をかけられて花になってしまう。


























































































































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