※いったいさんの語り

 ずっと…ずぅーっと昔のことじゃ。そう、前に話した『ながくし村』の男の子と女の子を覚えておるかのう?今度のお話はあの子供たちが生まれるよりもさらに昔の話しなんじゃ…

 浜辺の小さな村に『太郎』という幼い男の子が暮らしておった。ある日、太郎は海岸で子供たちにいじめられている大きなカメを助ける。カメは喜んでのう…、どうしてもお礼がしたいと言うと太郎を乗せ竜宮城へと案内したんじゃ。知っての通り竜宮城には乙姫がおる。カメからいきさつを聞いた乙姫は、ことのほか喜び太郎を大歓迎したそうじゃ…。城をあげてのもてなしに太郎は時を忘れて楽しい日々を過ごした…。

 しかし数日が過ぎ、そろそろ戻らなくては村のみんなが心配すると考えた太郎は、乙姫に別れを告げ村に帰ることにしたんじゃ。

 何日ぶりかで味わう潮の香りや日差しに心おどる太郎。しかし…、…そこに太郎が知っている村はなかった。太郎の家も、知っている顔も、慣れ親しんだ景色さえも…。すべてが変わり、まるで別の村のようなたたずまいになっておったんじゃ。太郎が竜宮城で過ごした数日の間に、地上では長い長い年月がたっておったんじゃなぁ…。

 見知らぬふるさとでひとりぼっちになってしまった太郎…。じゃが、村の人たちはそんな彼を受け入れてくれたんじゃ。長い時を経ても浜辺の村の人たちが持つ優しさは変わってなかったんじゃな…。

 そして月日は流れ、たくましい少年に成長した太郎は、ある日、浜辺を歩いておった…。




※波助の秘伝

「小舟の上からねらいを定めて、モリの真下を通る魚を捕らえるのじゃぞ。タイミングをはかって赤いボタンを押すのじゃ!ただし、巨大なサメには気をつけろ!間違ってサメを突いてしまったら…そのまま海に引き込まれていっかんの終わりじゃ…。それからもう一つ、海の男は余分な殺生はせぬものだ!ねらいの魚以外をやたらに傷を付けてはいかんぞ。よいな?分かったな?」




※危険な魚捕り!

 ”無益な殺生”(フグやウツボ、すでに捕り終えた魚をモリで突く)を行うと、「サメ」が現れてウロウロし始めます。時に複数で現れ、図体がデカくて当り判定も広い奴らは大変キケン(こうなったら、居なくなるまでしばし待ったほうが無難かも…)。もしサメを突いてしまったら、波助さんの忠告通り「海中へ引き込まれて一巻の終わり」です。

 ちなみにサメは、「モリを空振りした時」にも現れますので御用心! ただ、こちらは単独で一度横切るだけですので、慌ててボタンを連打したりしなければ大丈夫…だと思います。

(情報提供:まっちんさん Thanks!)



※魚を渡す順番による小ネタ集

 魚を渡す際、一番最初におはまさんにサンマ三匹を渡した後、もう一度話すと、以下のようなディスク版のヒントを教えてもらえる。(情報提供:まっちんさん Thanks!)


<おばさんの言葉>

『都での鬼の修行に大仏様が心を痛め、目の前にいる鬼にありがたい涙を落とされるのでした・・』


 また、おはま、磯次郎に魚を渡した後、波助に渡す前に話すと、
「・・・・・ワシにはくれんのか?」
と波助がすねてしまう。




※真之介の質問

「あなたは信頼できますか?」
「あなたはあと五十年ぐらい生きますか?」
「あなたは、『開けるな。』と言われたら開けませんか?」




※ひのえ様の言葉

「太郎よ、おまえに預けた玉手箱とは、龍の玉を封印するための物。龍の玉とは、災いをもたらす者達の住む世界と、この世界をつなぐ唯一の扉となるものなのだ。そしてその扉は決して開けられてはならないものなのだ。

 しかし、扉の封印は解かれてしまった…。災いをもたらす者達は人間の魂を集め、やがて龍の姿となり、この世のすべてを覆いつくすだろう。おまえが見た者達は魂を奪われた者達のなれの果てなのだ。

 太郎よ、おまえはあまりにも軽率に行動した。そしてその結果が、封印を解くことになってしまったのだ。

 太郎よ、おまえは犯してしまった過ちの償いをしなければならない。乙姫を助け、龍の玉を必ず封じるのだ。おまえに宮水の腕輪を与えることにする。竜宮城へ向かうのだ…。」




※ゲームオーバー条件

・魚を捕る際、サメにモリを当ててしまう。
・竜宮城に向かう際の渦で、障害物にぶつかる。


























































































































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