曽我明広氏作品

☆ファミコン探偵倶楽部・無謀編(その1)


 梶山「とにかく、現場を検証しなければ」
 あゆみ「現場……ですか」
 梶山「そうだ。まず現場を見ておかないことには、どうにもならん。当たり前だろう?」
 あゆみ「……神崎さん達が大慌てしてたから、現場メチャクチャですけど…」
 梶山「(怒)…この、無能ぉぉぉぉぉぉ!(バキッ!)」
 あゆみ「いったぁ〜い、何するんですか!?」
 梶山「全くこの無能探偵は! 無能なら無能らしくせめて 現状をこれ以上悪化させないようにしよう程度の知恵ぐらい、回らんのか!?」
 あゆみ「だからって、いきなり踵落とし食らわすことないでしょ!?」
 梶山「ああ悪かったよ! じゃあ今度から予告してから食らわすからな!」
 あゆみ「…………」


☆ファミコン探偵倶楽部・無謀編(その2)

 空木「事情は大体分かりました。そこで質問なのですが……私の協力が欲しい方は?」
 直哉「僕の両親を捜して下さい!」
 あゆみ「洋子を殺した犯人を捕まえて下さい!」
 直哉「そんな、酷いよあゆみちゃん! 僕の家庭のことはどうだっていいっていうの!?」
 あゆみ「御両親なんて何時でも捜せるでしょ!殺人事件にはね、『時効』っていうものが存在するんですからね!」
 空木「まあまあ。ところで2人とも、私がどちらかの依頼を受けた場合、いくら出すつもりなんだい?」
 あゆみ「ここは人道的に、か弱い薄幸の美少女である私を救う方を……」
 空木「知らん」
 直哉「チャック半開きの僕のズボン」
 あゆみ「最近あんまり動かなくなった、私のお母さん」
 空木「ンなもんいらん! 金だ、現金オンリー! 何時も朗らかキャッシュでポンだ!」


☆ファミコン探偵倶楽部外伝・すごいよ、あゆみちゃん!

 浦部「浦部校長が不在!?」
 直哉「大変だあゆみちゃん! 校長先生がいない!」
 あゆみ「や〜ね〜、直哉君たら。先生のことだから、きっと何処かに隠れていらっしゃるのよ。………誰かの『胎内』に(くすっ)」
 直哉「や、やめてよ…(汗)」
 空木「生々しいな、妙に……(汗)」


☆ファミコン探偵倶楽部外伝・すごいよ空木先生!DEATH and REBIRTH

 空木「も〜じゃもじゃもじゃ〜、モジャ公だモ〜ジャ…出でよ、秘密基地!(ドーン!)」
 あゆみ「ええ!?」
 直哉「何てワザとらしい台詞だ!」
 あゆみ「見て! 先生の目の前の地面が割れて……」
 直哉「中から何かがせり出してくる!」
 (せり出してきたのは、白銀のピラミッド。マジックで『HIMITSU』と描いてある。)
 2人「パクリじゃねーか!(ガビーン!)」
 あゆみ「しかもネルフ本部をパクるなんて!」
 直哉「何てマニアックなんだ!(汗)」


☆ファミコン探偵倶楽部外伝・すごいよ直哉君!

 空木「どうしたんだい直哉君。やけに嬉しそうじゃないか」
 直哉「ふんふふ〜ん…さぁ、知りませんね(得意気)」
 空木(直哉君め……あの様子だと、今回の事件について何か有力な情報を得たようだな)
 直哉「ふふん、やっぱり犯人は『アイツ』かな〜?」
 空木「(『アイツ』!? 興味深〜い!)な、直哉君。君の得た情報って……」
 直哉「嫌だね、断るね」
 空木「ええやんけー!悪いようにはせぇへんてー!(ジタバタ)」
 直哉「あかんちゅうとんねん!」
 あゆみ「楽しそうねお二人さん」
 直哉「暇だからね」
 あゆみ「こんなことしてないで、早く捜査の続きをした方がいいんじゃない? さもないと、犯人が海外に高飛びしちゃうかもよ?」
 直哉「望むところさ!」
 あゆみ「望むのー!?(ガビーン!)
そ、そう……じゃあね」
 直哉「ああ!」
 空木「……直哉君」
 直哉「何ですか?」
 空木「教えろ」
 直哉「断る!」
 空木「ふっふっふっ…タダでとは言わないさ。ほら」
  空木、ある物を直哉に見せる。
 直哉「こ、これは!」
 空木「この、『あゆみちゃんの御着替え生写真(恥ずかしいポーズ編)』、もし欲しければ…」
 直哉「教えますともぉぉぉぉー!」
 空木「おおおおお! そうかそうか、それじゃあ、ほれ」
 直哉「うっおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉ!ありがとー空木先生ー!」
 空木「ふっふっふっ、ギブアンドテイク…ギブアンドテイクよのう…」


☆ファミコン探偵倶楽部外伝・すごいよ茜さん!

あゆみ「 はい、バレンタインデーのチョコレート」
 直哉・空木「 !!」
 直哉「 い、いいの?」
 あゆみ「 うん! 手作りだから形悪いけど……
これからもよろしくね!」
 直哉・空木「 ……っ!(涙を流してガッツポーズ)
チョコが好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
あゆみ「 ホント? よかったぁ、喜んでくれて」
 空木「 天にも昇るたぁこのことよ……。
そういえば、茜君も今日は色々忙しいって言ってたなあ」

  バン!(事務所のドアが突然開く)
アキラ「 ど、何処で!?」
3人( 綾城アキラー!?(ガビーン!))
 直哉( ど、どうしてアキラがここに!?)
 空木( というかどうやって!?)

  その頃、茜は……
茜「 ふぅ……」


  時計を見る。場所は神楽寺の墓地。ちらりと墓石に目をやり、 茜はくすりと笑みを浮かべた。


  一方、アキラは……。

アキラ「 待っててくれよ茜! 今すぐ行くからな!」
 直哉「 ホ、ホントにアキラを待ってるのでしょうか!?)
 空木「 いや、流石に死人を待ったりはしないだろう)
 あゆみ「 というか、何で私達まで神楽寺に向かってるわけ!?
しかも、全速力で!)
 空木「 と、とにかく行ってみよう!)
   
 アキラ「 つ、着いた! 茜!?」


    暗闇の中、不気味に浮かび上がる神楽寺墓地。
  墓石から上半身を生やし、両手でチョコを掲げているのは……

 キク「 わ……私のもんじゃぁぁ!」
 4人「 キクさんー!?(ガビーン!)」


  アキラの恋は散った。
  墓石とともに散った。
  だが、彼の心は穏やかだった。
  何故なら彼は、権力には潔く屈する男だから。

アキラ( 会長には逆らえないもんな……)


☆ファミコン探偵倶楽部番外編・ドッキンばぐばぐアニマル(その1)

 あゆみ「何ですか先生、このダンボールの山は!
事務所を移転して3日も経っているのに、先生は一体どーゆー片づけ方してるんですか!?」
 空木「どうって……」
空木流後片付け方:
   1.ダンボールを開ける。
   2.中に入る。
 あゆみ「あとは私と直哉君でやります! 先生は一生探偵業だけやってて下さい!」
 直哉「あゆみちゃん、この箱何処に置くー?」
 あゆみ「それはキッチンの方ね」
 空木「(隣室に引っ込み)うう、すまないねえ皆…(涙)」
 直哉「鈴木○みの写真集とかビデオの入ってる箱は?」
 あゆみ「燃やして」
  ドゥッ!(ドアを破って隣室から空木登場)
 空木「あゆみちゃん……私の命より大切なあ○ちゃんを燃やすというのなら、こっちにも考えがあるぞ…」
 あゆみ「ふぅ〜ん……『消えた後継者』『BS探偵倶楽部』に引き続き、『聖なる夜に』にも出番の無かった、存在感ナッシングの先生に何ができると?」
 空木「『助手の嫌がらせに耐えられません。先立つ不幸をお許し下さい…』(遺書かきかき)」
 あゆみ「誤字脱字に気をつけて死んでね(はぁと)」


☆ファミコン探偵倶楽部・ドッキンばぐばぐアニマル(その2)

 (ニンテンドーパワー『後ろに立つ少女』より)
 丸山「では、これまでの情報を整理してみよう。空欄に当てはまる名前を選んでみてくれ」
 直哉「えっと……あ、間違えた!」
 丸山「違う、そうじゃな……(バキッ! 丸山血の海に伏す)」
 直哉「ごっめ〜ん。直哉、手ぇ滑って殺ってもぉた〜(はぁと)」
 空木(爽やかにド畜生!)
 空木「許すまじ高田直哉! 自分のミスを認めず、その上もみ消すとは探偵の風上にもおけん奴!この私の推理力で叩きのめしてくれるわ!」
 直哉「僕、探偵じゃなくてただの家出少年ですよ」
 空木「うっわー、開き直った…」


☆ファミコン探偵倶楽部・ドッキンばぐばぐアニマル(その3)

 梶山「なぁ〜に手ぬるい犯人の追いつめ方しとんじゃ、この小娘が」
 あゆみ「か、梶山さん!?」
 梶山「そんななまっちょろい尋問で、犯人を捕まえられるか!正しい尋問は、シロもホシも真っ二つ!」
 あゆみ・丸山「あんた鬼や!(ガビーン)」


☆ファミコン探偵倶楽部・ドッキンばぐばぐアニマル(その4)

 直哉「こう見えても僕は探偵の端くれ。どーんと御任せ下さい」
 あゆみ「私だって、ちょっとした探偵倶楽部部員」
 丸山「ストレートに言わせてもらうが、てめえら警察なめんなよ」


☆ファミコン探偵倶楽部・ドッキンばぐばぐアニマル(その5)

 あゆみ「先生、事務所にパソコンを置いたって本当ですか?」
 空木「ふっふっふ……『ういんどうず』だよ、『ういんどうず』。最新マシンさ。ネットワークもバッチリ!」
 あゆみ「何処と契約したんですか?」(←プロバイダのこと)
 空木「(ぽりぽり)………『萬田金融』」
 直哉「いい加減にしとけよあんた(怒)」
 (スペシャルサンクス:『ミナミの帝王』(笑))


☆ファミコン探偵倶楽部・ドッキンばぐばぐアニマル(その6)

 梶山「全くお前ら、2人揃って役に立たんな」
 あゆみ「ええ!?」
 直哉「何で僕まで…(泣)」
 梶山「ほれ、これやるからこれで遊んでろ」
 あゆみ「か、紙コップ……(事件で使われたもの)」
 直哉「あゆみちゃん! 糸で繋げたら糸電話になるよ!」
 あゆみ「インターネットもできるわよ、直哉君!」
 梶山(ホンマもんの馬鹿だ……(汗))


☆ファミコン探偵倶楽部・ドッキンばぐばぐアニマル(その7)

 田崎「う〜、さぶさぶ。今日も一段と冷えますねえ」
 駒田「そうぢゃのぉ。ところで田崎さん」
 田崎「はい?」
 駒田「アレはなんぢゃろうなあ?」
  丑美津高校正門の前で焚き火をし、あろうことか『鬼殺し』を
 かっくらっているのは、高田直哉その人であった。
 田崎「……(汗)。わ、わしには何も見えませんが…」
 直哉「ヤモリの黒焼きは風邪に…」
 田崎「やかましいわナマモノ!
貴様、神聖な丑美津高校の正門で何を企んでいる!?」
 直哉「失敬な。去年御世話になったから、今年も付きまとってやろうと思っただけですよ」
 田崎(……殺るしかない!)


☆ファミコン探偵倶楽部・ドッキンばぐばぐアニマル(その8)

直哉「 うわー! かっこいい車!」(←浦部の黒い乗用車のこと)
 浦部「 ふふふ、どーかね? これだけ立派な車を持っている校長なんて、 世間でもそうそういないぞ!
……って、人が自慢してる時に、校長室の金庫開けるなー!」
 日比野「 君ね……校長のありがたい(?)御言葉を何だと思ってるんだ?」
 直哉「 何をおっしゃる。自分には運転できない車なんかより、金庫の中の物の方が、僕には大切ですよ」
 あゆみ「 すみません、この人あとで旧校舎の壁に埋めときます(はぁと)」



☆ファミコン探偵倶楽部・ドッキンばぐばぐアニマル(その9)

直哉「 うわ〜、これが丑美津高校ですか〜。名前は変わってるけど、 結構オシャレな建物ですね〜。交通の便もよさそうですし」
空木「 直哉君、念の為に言っておくけど、君はここで洋子さんのことを調べなきゃいけないんだよ。分かってるね?」
 直哉「 やだなあ先生。僕これでも、数ヶ月先生の元で働いてきたんですよ」
空木「 そうだね。それじゃあとりあえず、昨日うちに来たあゆみっていう女の子と連絡をとりなさい」
 直哉「 え? …ゆみ? ……誰ですか?」
 空木「 ……アカンわこの事件(泣)」


☆ファミコン探偵倶楽部・ドッキンばぐばぐアニマル(その10)

空木「 最近、不審人物が現われているようなので、注意するように」
直哉「 やだな〜、そんな大袈裟な」
 空木「 狙われてるのは君だー!」
直哉「 フツーの僕のファンが、出来心でしたことじゃないんですか?」
 空木「 普通のファンが、わざわざゴミ袋の中から君が鼻をかんだティッシュや、枕にくっついた抜け毛を包んだ新聞紙だけを盗んだりするか!」
 直哉「 それで僕のクローン100人ぐらい作ってくれたら、事件早く終わるかな」
 空木「 100人全員チャック全開で逮捕されるだけだ」


☆ファミコン探偵倶楽部・すぺしゃる

 (PART2クライマックスより。鏡の間にて)
 直哉「し、しまった!」
 あゆみ「大丈夫よ、直哉君! さっき携帯電話で応援を呼んだから!」
 直哉「ほ、ホント!? 流石あゆみちゃん! 丸山さん達に連絡してくれたんだね」
 あゆみ「ううん、うちの学校のPTA会長さんの家」
 直哉「そんなもんがココまで来るかぁぁぁぁぁ!!」


☆ファミコン探偵倶楽部・時計じかけの摩天楼

 直哉「キラッと光ってシャキッと貫通! 動き出したら止まらない!
今回の事件は、女子高生の殺人事件、河の流れが殺しを運ぶ。
あゆみちゃんっていう可愛い女の子も登場して、話は急転直下!
見た目は家出少年、頭脳は大人、その名は、高田直哉!」


☆ファミコン探偵倶楽部・月光鬼憚(げっこうきたん)

 (空木事務所にて)
 丸山「今日ここに寄ったのは、君にこれを渡す為さ」
 (と、何やら手帳を取り出す。空木の名で厳重に封がされている。)
 空木「……これを何処で?」
 丸山「道端で拾ったんだ。何やら、厳重に封がしてあるようだが……
何が書いてあるのかね?」
 空木「さあ、忘れましたね」
 丸山「推理を誤って有罪にしてしまった人間のリストは、もっと厳重に保管した方がいいんじゃないかね?」
 空木「!」


☆ファミコン探偵倶楽部・童夢の章

空木「

赤ちゃんだって?」

直哉「 はい。事務所の前で『胡座』かいてたんです」
空木「 あ、胡座?」
直哉「 はい。でも、とっても様になってるんですよ。堂々としてると いうか……」
あゆみ「 捨て子かしら。ねえ僕、御名前なんていうのかな?」
赤子「 なおや」

 3人はギョッとして顔を見合わせた。
空木「 ……直哉君」
直哉「 はい?」
空木「 私が今、何と考えているか分かるかね?」
あゆみ「 「『君は唾棄すべき最低の男だ。貴様のような奴がいるから、不幸な子供ばかりが増え、事務所も赤字が続くんだ』
……ですね?」
空木「 最後のはともかく、ナイス推理だあゆみちゃん」
直哉「 そ、そんなあ…(泣)」


☆ファミコン探偵倶楽部・GUNBUSTER

 ガーン! うっそぉ!?の大ショック!
 田崎は逃走、その上あゆみちゃんには睡眠薬を盛られ、
 直哉、もうどうすればいいの!?

 そこへ現わる陽子の母親!
 あゆみちゃんの写真握り締め、丸福村へまっしぐら!
 ああ、心が悲鳴をあげている!
 合体せよ、空木先生!
 あゆみちゃんを救う為!

 次回、ファミコン探偵倶楽部2・後編、
 「お願い、ヤク漬け直哉に時間を」に、
 稲妻キィィーック!



☆ファミコン探偵倶楽部・探偵への道−天国−

 最近、捜査一課の丸山刑事(48)はごキゲンです。
 丸山「 空木君、このヤマが終わったら飲みに行こう、飲みに!」

  何故ならば、時効直前の金田事件の捜査が、空木の協力によって大幅に進展したからなのです。
 空木( いかん……このままでは丸山さんが、張り込みもロクにせずに終電で帰ってしまう、普通のサラリーマン並の暮らしをしてしまう。これはいかん!)
 空木「 というワケで、直哉君が仕入れてくれた情報を、10日間程温めてみました」
 丸山「 それじゃあ間に合わんのじゃー!(時効に)」


☆ファミコン探偵倶楽部・探偵への道−地獄−

  逆に、空木がいなくなったせいで、小島陽子殺人事件を独りで捜査しなければならなくなり、丸山刑事とは天国と地獄の直哉君。
直哉「 先生、早く事件解決して戻ってきて下さいよ〜(泣)」(←電話にて)
 空木「 ゴメン、直哉君。今やってるヤマが、今夜いっぱいかかりそうなんだ…」
 直哉「 え〜? じゃあ、僕の方の協力は、明け方から〜?」
空木( 寝るなっちゅうことかい!(ガビーン!))


☆ファミコン探偵倶楽部・探偵への道−最終章−

 ファミ探Uクライマックス・校長室の前にて。
直哉「 この奥に、浦部校長がいるのか…」
 あゆみ「 そうね」
直哉「 長かった僕達の捜査も、ついに『終わり』を迎えるのか…」

 

  1.THE END
  2.Fin
  3.完結、略して「完」!

 直哉「 2番かなぁ…(はぁと)」
あゆみ・日比野「 えっ、結末は!?(ガビーン!)」


☆ファミコン探偵倶楽部・600億$$(ダブドル)の男

直哉「 し、しまった!」
 あゆみ「 直哉君……」

  直哉とあゆみは、あの大鏡の前に逃げてしまった。まさに逃げ道は
 閉ざされた!

 直哉「 うわ〜ん! 何で僕がこんな目に合わなきゃいけないのママン!僕な〜んにも悪いことしてないのに、皆が僕をいじめるよ〜!」
あゆみ「 な、直哉君……(汗)」


☆ファミコン探偵倶楽部・極楽大作戦

女生徒A「 ……あ、もうひとつ思い出した!
『後ろに立つ少女』の話は、むやみに人に話しちゃいけないんだった!」
 女生徒B「 そうそう! それを話した人だけじゃなくて、聞いた人にも不幸が降りかかるってね!」
 直哉「 ええ!?」
女生徒A「 御財布落としたり、目の前を黒い猫が横切ったり、いきなり御給料が下がったり…」
 女生徒B「 更に恐ろしいことには!(ピー)が、(ピー)の、(ピー)な……」
直哉「 うわああああぁぁぁぁ!」


☆ちょっと待っててファミコン探偵倶楽部

あゆみ「 もう、こんな夜中に女の子を旧校舎に呼び出したりして……
一体どうしたの、直哉君?」
 直哉「 え〜っと…」
あゆみ「 ……あ、分かった。直哉君、私とHしたいんでしょ?」
直哉「 !」
 あゆみ「 何時も社会の窓全開で、おかしいなと思ってたら……
やだぁ、直哉君たら(はぁと)」


☆ファミコン探偵倶楽部・偽探偵地獄編

直哉その1「 僕、今まで黙ってたんだけど……
本当の名前は、『のび のびた』っていうんだ」
直哉その2「 君なんかまだいい方だよ。僕なんか…
『すーぱー あきひろ』だよ?」
直哉その1「 ぶっ……くくく…『すーぱー』だって!?(爆笑)」
直哉その2( こいつ絶対ぶっ殺す!)


☆ファミコン探偵倶楽部・GTU(グレート・ティーチャー・ウラベ)

浦部「 し、しまった!」

  浦部の車の前に飛び出した少女。何と彼女は、丑美津高校の生徒であった。
梶山「 被害者の身元が判明しました。名前は小島洋子、15歳。丑美津高校の生徒で、昨晩は家に帰っていなかったそうです。死因は……」
丸山「 車で一発だな」
直哉「 ……謎は全て解けた! じっちゃんの名にかけて!」(←おいおい)
日比野「 お願いです校長! これ以上、罪を重ねないで下さい!」
洋子「 私、知ってるんだ。先生って、本当は何時でも生徒を見捨てるって……」

  『ファミコン探偵倶楽部 轢き逃げ殺人事件』
  当劇場にて、近日公開。
浦部「 うわあああぁぁぁぁぁ! 映画化してる場合じゃないいぃぃぃ!」


☆ファミコン探偵倶楽部・丑美津甲子園

  ファミ探2ラストより。
空木「 彼女は今日から僕達の仲間だ」
あゆみ「 よろしくね、直哉君」
直哉「 あゆみちゃんがこの事務所で働くのか……」
 
 <直哉の願望>
直哉「 犯人はお前だ!(ビシッ)」
あゆみ「 直哉君! とうとう犯人を捕まえたわね!」
直哉「 あゆみちゃん!」
あゆみ「 直哉君!」
 
 ひしっ(と抱き合う2人)
空木「 馬鹿者!(ゲシッ!)
青少年がそんな不埒な願望を抱いていいと思ってるのか!?」
直哉「 せ、先生……」
空木「 若者ならもっと健全な夢を持て!」
 
 <空木の妄想>
あゆみ「 先生……私、もう駄目です」
空木「 立て! そんなことでは犯人は捕まえられないぞ!」
あゆみ「 私には無理です、先生!」
空木「 馬鹿者!(バシッ!)」
あゆみ「 ああ!」
空木「 お前のような奴はおしおきだ!(ぎゅぎゅう……何故か亀○縛り)」
あゆみ「 ああ、先生!」
   
直哉「 畜生かおのれは!(ゲシッ!)」


すたん氏作品

☆ファミコン探偵倶楽部 バガボンド編


直哉、空木の枕元に木刀を持って忍び寄る。
空木「 お前はわしの何を知る?」
直哉「 !!」

空木、ふとんの中から長槍を取り出す(←どこに入れてたんだ?)。
次の瞬間、直哉の背後にまわり首を絞める。
空木「 絶対にお前にわしは討てぬ」
直哉「 知らない・・・・・俺は先生と呼ぶこの人のことを・・・何もわからない・・・何も・・・・・・)


☆ファミコン探偵倶楽部 探偵中年空木君

喫茶店にて。
空木「 あ、そおそお。言い忘れていたが、 今日からお前も探偵助手だ!」
直哉「 !?」
空木「 人間じゃ初めての助手(?)だからナ。ありがたく思えヨ!」
直哉「 う・・・うう・・・・」
空木「 仲良くやろーナ!」
   
直哉「 あーーーーーーーーーッ!」


☆ファミコン探偵倶楽部 空木直哉の事情

 いつもいつも事務所であっていたが、いま改めて気付く。

 空木先生は”おかしい”

直哉「 ・・・・・・」
 あゆみ「 ・・・なにを考えているです?」
直哉「 イヤ、別に・・・」
・・・・どうせまた不可解な推理にふけっているんだろう(←ヒデエ)。
僕は生涯この人の思考回路は読めないと思う。

それは好きだしかわいいなと思っている(←オエッ)。
しかし、それにしても僕はおもしろい人の助手になってしまったものだ。
私利私欲の人だし(←給料が安いらしい)
根性は汚いし(←給料を上げてもらえないらしい)
思考回路は突き抜けている。
感情はあまり見えず怒ると黙るし、
僕は初対面の男の人からいきなりお茶に誘われるという貴重な経験をさせてもらった。

ときおり自分が変だということを真剣に苦悩しているのも面白い(←そうなのか?)
一緒にいる時間が増えてからはその独創的な世界を眺めていて飽きることがない。

知らないんだろうなあ。僕が先生にコンプレックスを持ってること。
探偵は同じなのに自分ばっかり個性があってずるいよ。
先生を見ていると僕はとことん枠にはまった無個性な人間だと思う。

所詮僕は”チャックがよく開いてる”っていうだけの値打ちしかない。

・・・・・



☆ファミコン探偵倶楽部 ファミマンガ大王編

直哉「

・・・と、いうわけで、報告を終わります」

空木「 ハイ。よくできました。
直哉君は最近がんばってるねえ」
直哉「 いやあ、なるべく早く両親を探したいので・・・。
人捜しのノウハウを早く身に付けようかと・・・」
空木「 そんなヨコシマな気持ちで調査するなーーーーーーーッ!!」
直哉「 ええーーーーーーーーーーーー!?」
空木「 行方不明の両親?
はっ!そんなイカした設定こちとら一つも持ってやしないっての!
調査なんざ仕事でだけやってりゃいいんだよ!くそぅ!」


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