LCコマンドを利用して単体のBMPファイルを表示することは比較的簡単ですが、画像サイズやリンクして使用しようと考えると、BMPファイルからPMSファイルに一括して変換できた方が便利です。ここではアリスCDに付属している一括変換ツール「TRIP.EXE」の使い方を具体例を添えて説明します。
※以下、開発ツールなどを「c:\開発環境\」においているものとして話を進めていきます。 また、CG関係の設定用ヘッダファイルは『dir_cg.hed』としています。
フォルダの設置1 フォルダの設置
↓
cg_size.clpの作成
↓
dir_cg.hedの設定
↓
変換
画像を変換する前に、変換前の画像と変換後の画像を適切なフォルダに設置する必要があります。以下に具体的な設置例を示します。
【例】
C:\開発環境 trip.exe dir_cg.hed // CG用ヘッダファイル \convert\ \bmp\ // 変換前の画像(BMP)置き場 clip.exe cg_size.clp //←clip.exeにより生成 temp1.bmp // 変換する画像 temp2.bmp temp3.bmp \pms\ // 変換後の画像(PMS)置き場
画像を変換する際には、『cg_size.clp』という、画像の情報を持ったファイルが必要となります。clip.exeのアイコンの上に、変換したい画像をまとめてドロップします(あんまり多すぎるのは×)。 すると画像が順番に表示されるので、順次リターンを押していけばOKです。
結果として、cg_size.clpというファイルができます。
【例】cg_size.clpファイルの内容
temp1.BMP 0000,0000,0255,0239,0111111111111110,000 temp2.BMP 0000,0000,0255,0239,0111111111111110,000 temp3.BMP 0000,0000,0255,0239,0111111111111110,000 ↑ファイル名 x y x y パレット情報 +-------+ +-------+ 始 点 終 点
一括変換をするためのフォルダ情報を、『dir_cg.hed』に書き込みます。
#TRIP c:\開発環境\convert\BMP\CG_SIZE.CLP c:\開発環境\convert\BMP\ ← 変換元の指定 c:\開発環境\convert\PMS\ ← 変換先の指定 AUTO
1.2で設定した『dir_cg.hed』を『trip.exe』の上にドラッグ&ドロップします。これで変換は完了です。あとは変換元においてあるBMPを 2. で作成した『cg_size.clp』を元に、変換先にまとめてコンバートしてくれます。