第十一章

それぞれの旅立ち


 はっかいがこっそり持ち出していたお経を読もうとすると、お釈迦様が取り上げてしまう。ごくうは天界の役人に任命され、天界へ連れて行かれてしまう。


 一年後。

 仕事をしているごくうに、お釈迦様がみんなの今の様子をテレビで見せる。

 はっかいは一儲けをたくらんで日本に行った。
 ごじょうは「あの寒さが懐かしい」と言って、シベリアに飛んだ。
 三蔵は女村に戻った(苦笑)。
 ちゃおは相変わらずの生活を送っている。

 じっとテレビを見つめるごくうを見て、お釈迦様は術を使ってマジックインキを出す。ごくうはそれを使っていたずらをする。お釈迦様はそんなごくうを破門にするのだった…。


 ごくうは走った。息を切らし、足にまめをこさえても決してとどまらず、ひたすら走り続けた。行き先は、言うまでも無い…。


<スタッフ>

原作 菱田達也
照井啓司
島田満
脚本 菱田達也
照井啓司
コンテ 前田実
キャラクターデザイン 菱田達也

小田部羊一

技術 角井博信
サウンド

岡素世

プログラム 橋本友茂
荒木泰介
小玉仁
CGデザイン 吉村実恵
高橋伸也
有本正直
制作進行 加藤圭三
清水隆雄
監督 菱田達也
プロデューサー 宮本茂
エグゼクティブプロデューサー 山内博
制作 著作 任天堂

 

<ゲームを終えた感想として…>


 「新鬼ヶ島」をクリアした後、「遊遊記」をクリアしたわけですが、前作に比べ、ずいぶんと操作性がよくなっているのを感じました。特に、一時セーブできる「いったいさんコマンド」は便利だと思いました。

 あと、全体的に難易度が下がっているように感じました。前作は突然ゲームオーバーがすごく多かったですが、今回は攻略の方でも書いているように、あまりゲームオーバーがありません。あっても、二択といった明らかに分かるものしかありません。そのため、前作をやった自分にとっては、ちょっと簡単すぎた感がします。(「おしてみなよ」も無かったし(笑)。)

 ゲームとしては、主人公を複数切り替えることができるようになって、前作にない、一風変わった物語の進み方が随所で見られました。また、アクションシーンがいくつか有り、結構楽しめました。(個人的には最初のはっかいとの戦いが一番難しかった。)

 ストーリーについては、悪くはないと思うのですが、主人公を切り替えるシーンが多く、感情移入しにくいためか、感動はあまり大きくありませんでした。主人公のごくうもいまいち魅力に欠けていたように思います。ただ、ちゃおはお気に入りです(笑)。あと、意地が悪いようでほんとはいい人だったお釈迦様もいいですね。ラストの10章、11章は、結構感動しました。

 全体的には、非常によくできているゲームだと思います。任天堂さんは64で続編を出さないんですかね?


※クリアしたみなさんも、よかったらゲームの感想などを掲示板の方に書き込んでみて下さい。お待ちしています。


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