序章

3年前のある夜…


 3年前のある夜、主人公は何者かに追われていた。公園の茂みに身を隠す主人公だが見つかってしまう。必死に逃げていると、目の前に一人の男が立ちふさがる。そして主人公は男達に追いつかれてしまった。

 男達は警官だった。真夜中に主人公が歩いていたので不審に思い、質問しようとしていたのだという。主人公を派出所へ連れていこうとする警官に、男は「自分に任せてもらえませんか?」という。最初はとまどう警官だったが、男が「空木」であることに気がつくと、主人公を彼に託し、去っていく。

 主人公はその男とともに近くの喫茶店へとやってくる。そこで、主人公は男に、自分が両親を探す旅をしていることを告げる。男のことを不審に思い、彼のことについて尋ねると、「今日のところは自分のところにこないか?」と提案してくる。彼に自分のことについて聞くと、自分が彼の小さい頃によく似ているのだという。さらに彼について聞くと、彼は空木俊介といい、私立探偵をしているという。主人公は、「警察と知り合いのようだし、悪い人でもなさそうだ。それにとりあえず当てもない。」と考え、彼に自分の名を名乗り、彼のお世話になることにした。

 こうして主人公は私立探偵空木俊介の助手となり、いくつかの事件に出会った。そして、この恐怖の物語に、出会ってしまったのだった…。


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