第三章

二つの事件の接点




 丑美津高校に行き、近くの生徒を呼んで話を聞く。生徒に洋子の生徒手帳を見せると、2,3日前に学校裏の旧校舎前で見かけたという。洋子のことについて聞くと、そのとき洋子は写真よりも暗い感じだったという。

 旧校舎に行く。壁を調べると、一部壁の色が違う。後から塗りされているようだ。

 美術室に行くが、駒田はいない。学校前に行き、駒田について聞くと、今は職員会議中で、チャイムが鳴るまでは会えないと言われる。

 再び旧校舎に行き、色の違う壁を開けようとすると、誰かに怒鳴られる。男は田崎といい、この学校で20年用務員をしているという。洋子の話や『うしろの少女』の話をすると顔色が変わる。手帳を二度見せると、急にそわそわし出したように思える。さらに洋子のことを聞こうとすると、「あんた、何者じゃ?!」と聞かれる。探偵だと名乗ると、田崎はうろたえた表情になる。そして、忙しいからと行って彼は立ち去ってしまう。田崎が怪しいと思うが、ここにいても無駄だと考え、移動することにする。

 学校前に行くと、もう日が暮れていて、生徒もいなくなっている。周りを見ると、あゆみが歩いている。そこで、彼女の後をつけることにする。

 あゆみは大きな鏡の前でたたずんでいた。一通り話した後、手帳を彼女に渡す。あゆみを見ると何か考えている。辺りを調べた後、あゆみがなぜここにやってきたのか疑問に思うと、あゆみがこんなことを言う。


 ※あゆみの言葉


 主人公は、まるで洋子が『うしろの少女』のように思う。『うしろの少女』のことを聞くと、あゆみが弱気になる。気づいたことを聞いているとチャイムが鳴る。職員会議が終わったらしい。主人公は美術室に向かうことにする。

 美術室には駒田がいる。ここへ来たのが洋子かどうか確かめるのを思い出し、洋子のことについて聞く。田崎について聞くと、彼は用務員になる前左官屋だったという。そして、旧校舎の壁を塗ったのも田崎らしい。手帳を見せればここに来たのが洋子かどうか分かると考え、あゆみを探すことにする。

 鏡の前に行くと、まIIだあゆみがいるので、生徒手帳を貸してもらうことにする。美術室に戻ろうとすると、あゆみはもう帰るという。

 駒田に生徒手帳を見せると、確かにここに来たのは洋子だという。気づいたことについて聞くと、15年前失踪したのは、当時1-Aの生徒だった、浅川しのぶだという。しのぶのことを聞くと、彼女は何かの事件に巻き込まれたという噂だったらしい。そう話すと、熊田は帰ってしまう。主人公も事務所へと戻ることにした。

 事務所で、早速推理する。


 ※主人公の推理


 推理を二回していると、空木が自分の事件の方を説明してくれる。


 ※空木が担当している事件の説明


 空木の口から浅川しのぶの名前が出て、主人公は驚く。二つの事件に関わりがあると考えた主人公は、空木にそう告げる。空木は主人公に警察で話を聞くように言われるので、早速警察に向かった。


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