第五章

噂の出所




 洋子の家に行き、母親に金田事件について何度か尋ねた後、気づいたことを聞くと、洋子の部屋から鞄を持ってきてくれる。鞄を開けると、中には教科書と共にノートがある。ノートを一つ取り、調べてみるがそれらしきことは書かれていない。別のノートを取り調べると、それには金田事件の新聞紙のコピーが張り付けてあった。彼女が金田事件について知っていたのは間違いないようだ。金田事件は空木が考えているので、自分は丑美津高校で聞き込みをしようと考え、学校前へと向かう。

 学校に行き、生徒に話しかける。気づいたことについて聞くと、先ほど学校から変な男が出てきたという。金田事件のことは駒田に聞いた方がいいと言われるので、美術室へと向かう。

 美術室には駒田はいない。呼んでみると、隅の方に美術部員が一人いるのが分かる。呼びかけてみると、邪魔するなと怒られてしまう。見ると油絵を描いているので、油絵を見てお世辞を言うと生徒は機嫌をよくして話に応じてくれる。話を聞くと、駒田は学校のどこかにいるらしい。いったん学校前に戻ることにする。

 学校前で先ほどの生徒を呼び、駒田のことを聞くと、ちょうど駒田が美術室の方へ歩いていく。そこで再び美術室へと向かう。金田事件のことやそれに関わる人物について聞き、洋子のことについて聞く。駒田から、何の関係があるのかと聞かれるので、主人公は自分の考えを述べる。そして気づいたことを聞いたあと、学校前に向かう。

 先ほどの生徒を呼び、『うしろの少女』のことを聞くと、はじめにそれを見た人を知っているという。それは葉山先生らしい。生徒はそれだけ告げると帰っていく。(その際、彼がオカマだったことが判明する(笑)。)

 美術室に行き、駒田に葉山のことについて聞くと、彼女が赴任したのは10年前で、彼女が最初の訳がないと言われる。しかし、その後、駒田は彼女がこの学校の卒業生だったことを思い出す。そして駒田は葉山を呼んできてくれる。

 葉山に『うしろの少女』のことを聞くと、私じゃないと言われる。一通り話を聞いたあと、しのぶについて聞くと、当時からしのぶは犯人に殺されて『うしろの少女』となって現れるようになったという噂だったらしい。気づいたことについて聞くと、今入り口に女の子がいたと言われる。駒田を見ると何か探しているようなので呼ぶと、葉山は帰ってしまう。駒田に何を探しているのか聞くとタバコを探しているという。そして彼はタバコを買いに出かけてしまう。

 誰もいなくなってしまったと考えていると、葉山が戻ってくる。話しかけても何も言おうとしない。しょうがないので部屋を出ていこうとすると、葉山に呼び止められる。彼女は、確かに最初に『うしろの少女』を見たのは自分だと告白する。聞くと、先ほど否定したのは、噂の張本人が教師なのはまずいと思ったかららしい。彼女は覚悟を決めて、『うしろの少女』のことについて詳しく話してくれる。


 ※葉山の証言


 葉山にしのぶについて聞くと、彼女はしのぶが幽霊の正体だと言い張る。それは幽霊がセーラー服を着ていたからだという。洋子について聞くと、彼女にも同じ話をしたという。そして、気づいたことを尋ねると、この話を洋子が聞いたあと、彼女が田崎と言い争っていたという。そこで、主人公は用務員室へと向かった。

 用務室で田崎に洋子について聞くと、うろたえた様子になる。彼が何か隠していると考えて、警察を呼ぼうとすると、ますますうろたえる。洋子が殺された日の田崎の行動を調べてみるべきかもしれないと思い、まず、アリバイを聞いてみることにする。しかし、田崎は正直に話そうとしない。言い争っていると、あゆみが現れる。

 彼女は主人公に話すが会って探していたのだという。聞くと、昨日洋子が発見された河原に花を供えに行ったときに聞き込みをした際、洋子が殺された晩、河原で挙動不審な初老の男性が見かけられたという話が聞けたらしい。その話に田崎は激怒し、二人は追い出されてしまう。

 学校前で、あゆみに気づいたことを聞くと、見慣れない男が学校に来ていたという。その男について考えた後、そろそろ帰ろうとあゆみに声をかけると、彼女はこれから職員室へ行くという。そこで主人公も一緒に行くことにする。そのとき、誰かに見られていたような気がする…。

 職員室に行き、日比野に話を聞くが、洋子のこと以外はまともに取り合ってくれない。無駄足だったかと考え、もう一度気づいたことを聞こうとすると、初老の男性が現れる。彼は校長の浦辺だと名のる。話を聞こうとするが、日比野と話があるらしく、立ち去ってしまう。

 あゆみを呼ぶと、もう用事は終わったという。気づいたことを聞くと、彼女が主人公の手伝いをしたいと申し出る。事務所で話をしたいというあゆみ。だが、主人公は彼女の気持ちは分かるものの、彼女の安全のためにも関わらせてはいけないと考える。そのことを彼女に告げると、あゆみは悲しみ立ち去ってしまう。残っていた先生から戸締まりすると言われ、主人公は職員室を後にした。

 事務所に戻り、早速推理をする。


 ※主人公の推理


 そして、さらに考える。


 ※主人公の考え


序章 一章 二章  三章 四章 五章  六章 七章 八章
九章 十章 十一章  十二章 エンディング おまけ
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