2日目 あの子をさがせ!

<その2 悪ガキ三人組>




 途中の道で、二人はおイネさんに出会う。おじいさんからあいさつするように言われるので、おイネさんにあいさつをする。このおばあさんは物忘れが激しいようで、主人公の名前を覚えるのに手間取り、なかなか女の子とが聞き出せない。おじいさんに話を聞いた後、言い伝えについて聞くが、やはり話が進まない。困っておじいさんに聞くと、物忘れが激しいので、しつこく聞き続けるようにと言われる。そして、おじいさんは時間がないからと言う理由で、主人公をここに残し、一人で役場へと行ってしまう。

 早速女の子のことを尋ねると、おばあさんは探し物をしていたと言って家の中に入ってしまう。仕方がないので、主人公はしばらくまわりをぶらつくことにする。

 おばあさんの家から左に二つ行くと、役場の前に出る。そこではおじいさんが役場の人と何やら話をしている。話すと、どうやらおじいさんの勘違いで早く着きすぎたらしい。そして話している役場の人がこの村の村長なのだという。村長にあいさつすると、いつでも困ったことがあったら相談しなさいと言われる。そこで早速女の子のことを聞くが、知らないと言われる。次におじいさんにおイネさんのことについて相談してみるが、特に解決策は聞けない。

 役場の左に行くと、この村に一件だけある雑貨屋「おはま雑貨」がある。店の前で水をまいているおばさんにあいさつをし、女の子のことを聞いてみるが知らないと言われる。

 再びおイネさんのところにもどり、声をかけるとおイネさんが家から出てくる。忘れ物について聞くと、何を忘れたのかを忘れてしまったらしい。そして主人公に探すのを手伝ってくれないかと依頼してくる。しかし、何を探せばいいのかと聞き返すと、ふたたび家の中に探しにもどってしまう。

 おじいさんのところに行き、おイネさんが忘れ物が気になっていると告げた後、村長におイネさんの忘れ物について聞くと、この間は杖を忘れて騒いでいたという。その話の後、村長とおじいさんは話し合いのため、役場の中に入っていってしまう。

 雑貨屋に行き、おばさんに忘れ物のことを話すと、以前にも店で買ったものをそのまま忘れていったことがあると言って、何か思い当たることがあるのか、店の中に入っていってしまう。呼んでも出てこないので、別のところに行くことにする。

 おばあさんのところに行き、忘れ物が杖でないかと指摘すると、おばあさんはそうかもしれないと言ってまた家に探しにもどってしまう。

 雑貨屋に行くと、おばさんが出てきている。忘れ物はあったかと聞くが、今日はないようだと言われる。

 おばあさんのところへ行き、おばあさんを呼び出すと、おばあさんが家から出てくる。そして先ほどの杖のことについて、ずっと自分が手にしていたと告げる。結局、何を忘れたのか、思い出せない。

 役場に行くと、見知らぬおじさんがいる。あいさつし、何をしているのかと聞くと、ちょっと休憩しているのだという。女の子について聞くと、「かわいいのか」ときかれる。うんと答えるが、心当たりはないと言われる。おイネさんの忘れ物について聞くと、この間入れ歯を無くして騒いでいたという。

 おばあさんの家に行こうとすると、途中の道で大きな犬に出くわす。そしてその犬に吠えられて、大慌てで逃げ出す。

 役場のところにもどり、おじさんに犬のことを話すと、それは田中さんのところのブルドッグだという。おじさんに犬がまだいるか聞いた後、再び先ほどの道にもどると、今度はいなくなっている。

 おばあさんのところに行き、忘れ物は入れ歯ではないかと告げると、再びおばあさんは家の中にもどっていく。一度移動してからまたおばあさんを呼ぶと、入れ歯は口の中にあったと告げられる。

 役場に行き、犬を連れた人がどこに行ったか聞くと、はずれの地蔵のところにいるのでは、と言われる。早速地蔵のところに行くが、再び吠えられて逃げもどる。もう一度訪ねると、今度は犬は落ち着いている。(しかし、見ようとして目を合わせるとまた吠えられてしまう。)あいさつをした後、女の子について聞くが、知らないと言われる。忘れ物について聞くと、この間はキンチャクを無くして騒いでいたという。

 おばあさんのところに行き、忘れ物はキンチャクかと聞くと、おばあさんはたしかにそれが無くなっているという。今朝ほこらにお参りに行った際忘れてきたらしい。そしておばあさんはもう一度確認のため家の中にもどってしまう。

 雑貨屋に行き、おばさんにキンチャクのことを聞くと、おばあさんのキンチャクは丸くて赤いものだという。このことから主人公はほこらであった子供がそれを持っていたことを思い出す。村の子供にはどこに行けば会えるかと聞くと、今の時間だと学校だという。学校への行き方を聞いていると、おじいさんがスクーターでやってくる。そしておじいさんはそのおばさん、おハマさんに別れを告げると、二人して小学校へと向かった。

 小学校に行くと、そこには校長先生がいる。あいさつをすると、もう友達は出来たかと聞かれる。(どちらを答えてもとくにかわらない。)うんと答えると、友達のすばらしさを話され、校庭にいる子供達を紹介してもらえる。その後、女の子について聞くが、知らないと言われる。子供達について聞くと、校庭で遊んでいるから一緒に遊んできたら、と言われる。その言葉に従い、校庭へと移動する。

 校庭には、色黒で偉そうな子、ひょろっとした子、太った子、帽子をかぶった子の4人がいる。偉そうな子が一番年上なようで、太った子は今朝ほこらであった子だった。とりあえずあいさつをしてみるが、反応はない。女の子のことを聞こうとすると、いきなり「エッチな都会っ子」呼ばわりされてしまう。意地悪しないで欲しいと頼むが、いっこうに取り合ってくれない。泣きたくなってくるが、それでもなんとか我慢する。(我慢せず泣くと、今度は「泣き虫でエッチな都会っ子」呼ばわりされしまう。)

 キンチャクを太った子が持っていったことを指摘するが、それはこっちで何とかすると言われ、無視される。一旦もどろうとすると、今度は弱虫扱いされる。その後、もう一度キンチャクのことを話すと、渡してくれると言う。喜んでもらおうとするが、その寸前で手を引っ込められてしまう。そして、四人で主人公を取り囲み、キンチャクでキャッチボールを始め、欲しかったらとって見ろと挑発してくる。


 ※キンチャクを取り戻せ!


 キンチャクを取り戻した主人公は、急いでおじいさんの元に戻ると、おイネさんのところに駆けつける。そしてキンチャクをおばあさんに渡すと、おばあさんが話を聞いてくれる。女の子のことを聞くと、二三日前に訪ねてきて、言い伝えについて聞いていったのだという。誰なのかと聞くと、おばあさんも知らない子だという。どこに行けば会えるかと聞くが、分からないと言う。おばあさんが下話の内容について聞くと、教えてくれる。


 ※この村の始まりと災い


 話を聞き終わる頃には、すっかり夕方になっていた。おじいさんから今日はこの辺にして帰ろうと言われる。そして、この村は好きになれそうかと聞かれる。(どちらの返事をしても差は感じられない。)そして二人は寺へと帰っていったのだった。


 ※なつやすみのえにっき


 ※その夜…


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