＜その１ 聞き込み＞
翌朝、出かけにおじいさんに『あや様の森』について聞くが、知らないと言う。この村には『どんぐり・・・』とか『あや・・・』とつく地名は多いらしい。村の人なら知っているかもしれないと言われ、村へと向かった。おイネさんのところに行き、女の子に会えたことを告げた後、『あや様の森』について聞くが、思い出せないと言う。しかし、言い伝えを話しているうちに思い出すかもしれない、というので、言い伝えを聞くことにする。
話が終わった後、結局『あや様の森』ついては出てこなかったことをおばあさんは謝る。そのあと、女の子にひとつ話し忘れていたことがあったという。それは、あや紫様が無事山の神様のところからお戻りになった後、再び知らずの森に入っていかれ知らずの森のあやかしに何かを預けたという話田という。その何かについて聞くと、それは具体的には分からないが、はじまりの森に行くのに必要なものだという。そして、この話をあの女の子に伝えておいて欲しいと言われる。知らずの森について、この村にある知らずの森と言い伝えのものとは同じなのかと聞くが、分からないという。あや様の森が知らずの森なのかと聞くとそれも分からないという。はじまりの森について聞いても場所などもよく分からないらしい。
役場に行くと、昨日休憩していたおじさんがまた休憩している。あいさつした後、あや様の森について聞くが、知らないといわれる。あや様に関連した場所というと、あや様地蔵だと言われる。それに対して、判断をする。（ここでは「そうなのだ」と「違うのだ」の二択。）「違うのだ」と答えた後、あや様地蔵について聞くと、村のはずれにある地蔵のことだという。そこで早速その場所へと向かった。
村はずれに行き、地蔵を見る。これがあや様地蔵らしい。まわりを見るがあまり森という感じではない。そこへ辰造が通りかかる。辰造にこの地蔵があや様地蔵なのかと聞くと、その通りだという。またここが『あや様の森』かと聞くと、ここは昔から森では無いという。どうやらここは違うようだ。
雑貨屋に行き、あいさつをした後、あや様の森について聞くと、『あや様の傘』ならあるという。傘について聞くと、見たいかと聞かれるので、見たいというと持ってきてくれる。なぜあや様の傘というのか聞くと、いわれは知らないが、これをどんぐり祭りの際に奉納すると一年間無病息災の御利益があるという。あや様の森について聞くと、何か聞き覚えがあるようで、おばさんは考え込んでしまう。
役場の右の通路に行くと、誰かの歌声が聞こえてくる。どうやら草むらの方から聞こえてくるらしい。そこで早速声のする方へと向かった。
そこには一人の女の子がマリで遊んでいる。話しかけると「かぜのーおやまのーてっぺんでー」と歌いながらマリをついている。さらに話しかけても、「どんぐりさーまとあやさまがぁー」と歌っていて取り合ってくれない。そこで大声で叫んでみると、女の子はびっくりしてマリを手放し、泣き出してしまう。そのままではまったく話にならないので、マリを渡してやると泣きやんでくれる。（ちなみにマリを渡さず他のコマンドを選んでいると、それに比例してだんだん泣く量が多くなってくる。）結局話にならないので、とりあえず移動することにする。
左に行くと、奥の畑でおじさんが畑仕事をしている。トラックを見るとそこには収穫済みの野菜と空の段ボール箱がある。おじさんにあいさつした後、あや様の森について聞くが、分からないと言う。あや様ゆかりのところについて尋ねると、まずあや様地蔵について言われる。違うと答えると、今度は「泉」について言われる。泉について聞くと、こちらに来いと言われるのでそちらに向かう。
おじさんのところににいくと、泉はあるが枯れている。話を聞くと、その泉の由来について話してくれる。ここはどんぐり上人とあや紫様が山の神様のところから帰ってきたときにわき上がってきたと言われる泉で、険しい旅のためにもう歩くこともできなくなったあや紫様に、どんぐり上人がここの水を一口差し出すと、不思議なことに見る見る元気を取り戻したのだという。今は枯れてしまっているが、ほんの数年前までは澄んだ水がなみなみとわき出ていたという。そして、その水を飲むと本当に疲れがとれたような気がしたという。また、泉が枯れるまでは毎年立派な作物が取れていたらしいが、今ではあまり育たなくなってしまったという。そしておじさんは、どんぐり様の森がなくなったことが原因なのでは、と告げる。仕方なく、その場を後にする。
左に行き、まわりを見ると上の方に雑貨屋が見え、近道を発見できる。そこを通って雑貨屋に行き、おばさんにあや様の森について聞くが、思い出せそうで思い出せないという。一旦移動してから再びもどってきて尋ねると、手マリ唄に関係していたという。手マリ唄の中に『あや様の森』という言葉が出てきたらしい。唄の内容を教えて欲しいというと、おばさんは忘れてしまったと言われる。
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